2017-01-01から1年間の記事一覧

インド占星術 病気の表示体

獅子座ラグナである私にとって、7室は水瓶座となり、現在水瓶座には木星と土星のダブルトランジットが生じていることもあって、7室の象意がいろいろと起きてきている。 7室には、火星と土星の2大凶星がアスペクトしているためか、悪いことが現象化してい…

インド占星術鑑定よもやま話 - ヴィシュヌとラクシュミー

先日とある夫婦のチャートを見せていただいた。 二人ともあまりお目にかかることがないようなすばらしいチャートをお持ちだったのだが、特に夫のラグナロードが9室に在住し、妻のラグナロードは4室に在住していることが印象的だった。 まるでヴィシュヌ神…

インド占星術 よいチャートとは

どんなチャートがよいチャートですか?と聞かれて、簡潔に言うなら、 吉星が凶星によって傷つけられていないチャートだと答えます。 高揚や定座の星が多くあるチャートでも、それらが凶星によって傷ついていたら、、、 以前、ネイタルチャートにおいて、吉星…

インド占星術 カーラプルシャ 宇宙的人間 

宇宙的人間(カーラプルシャ)の熱烈な願いは、父親を幸せになれるハウスへ配置することだった。 熟慮の結果、父親にとっては母親のハウスこそが最も大きな喜びが得られる最適なハウスだという結論に達した。 したがって、9室(父親のハウス)の支配星であ…

インド占星術 ナルシシズム・自己愛

・1室支配星が1室在住 ・1室支配星が7室在住 ・7室支配星が1室在住 Ganesha Hora Shastramという本によりますと、これらは「ナルシシズムの配置」だそうです。 これらの配置はパートナーと自分の結びつきのように見てとれますが・・・ 1室支配星が7…

インド占星術 ドナルド・トランプのチャート【追記あり】

Linda Johnsenの”A thousand suns” という本を手にした。ハート・デフォウやデイビット・フローリー等の著名な占星術家が推薦文を書いているので、良書なのだろう。 2004年に発行された本であるが、投資家としてドナルド・トランプのホロスコープを分析して…

インド占星術 ナバムシャを活用した職業の決定

ハートデュフォウの"Light on Life"に、ジャータカ・パリジャータ(Jataka Parijata)に記載のあるナバムシャ(D-9)を使った職業の決定について書かれている。 ラーシチャートの10室支配星がナヴァムシャのどの星座にあるかを見て、その星座の支配星によって職…

インド占星術 争いの6室

2017年のヒンドゥー・ニューイヤー・チャートにおいて6室となる射手座には土星が在住している。 現在、サンフランシスコ講和条約発効を基準とした日本の建国図(射手座ラグナ)の6室に対し、木星と土星のダブルトランジットが生じている。 9月12日…

インド占星術 ラーフ/ケートゥの星位

ラーフとケートゥの星位については、ラーフ 高揚・牡牛座 減衰・蠍座ケートゥ 高揚・蠍座 減衰・牡牛座と覚えている方が多いと思います。これは聖者パラーシャラの説です。Light on Life: An Introduction to the Astrology of India - ハート・デュ・フォウ…

インド占星術 惑星の成熟度(1)

インド占星術には、惑星の成熟度を測るシステムがあり、アヴァスタ(Avastha)といいますが、各星座を5つの領域に分割して、成熟度を見る方法を(Baladi Avastha)といいます。 牡羊座、双子座などの奇数星座の場合は、 0度から6度の領域を Bala(infant) 幼児期…

インド占星術 チャンドラシュタマ

チャンドラシュタマとは? 出生図の月から数えて8番目のハウスに月がトランジットしたときをチャンドラシュタマ(Chandrashtama)といいます。 チャンドラ(Chandra)は月を、アシュタマ(ashtama)は8番目を意味します。 このチャンドラシュタマの時期は、病気…

インド占星術 注目の棋士 藤井聡太【追記あり】

出生時刻は不明。月は、天秤座か蠍座で、ナクシャトラはヴィシャーカかアヌラーダである。 ナクシャトラは戦士をシンボルとするヴィシャーカの方ではないだろうか。 月が天秤座と仮定し、チャンドララグナでみれば10室蟹座に惑星集中だ。 社会的に注目を浴…

インド占星術 獅子座ラグナの土星のダシャー(追記あり)

現在、マディヤ・パラーシャリ(MADHYA PARASHARI)を読んでいるが、ダシャーの章に興味深いものがあった。 それは、次のような一節である。 6室と7室の支配星が同じ惑星であり、かつその惑星が10室に在住し、10室の支配星とコンジャンクトしているなら…

守護神の探し方(イシュタ・デーヴァタ Ishta Devata) -インド占星術

人を解脱に導く力のある神。それをイシュタ・デーヴァタといいます。守護神と言ってもいいのかな。 インド占星術のバース・チャートからイシュタ・デーヴァタを知る方法は諸説あるようで、たとえば、以下のリンク先ですと、次のような解説になっています。 h…

高揚かつ逆行

ウッタラ・カーラームリタ(Uttata-Kalamrita)に、高揚している惑星が逆行している場合、それは減衰しているに等しいという表現があるようです。これは要注意ですね。

チャンドラ・ダルシャン

新月開けて翌日、夜空に月がお目見えになられる時間帯をチャンドラ・ダルシャンというそうです。 こちらのページでチャンドラ・ダルシャンの時間帯を調べることができます。 皆さんのお住まいの地域では、今どのように月が見えていますか?

太陽とラーフのコンジャンクション(インド占星術)

先祖に関わる問題をピトラ・ドーシャ(Pitra dosha)といいます。ピトラは先祖を意味します。 どのような星の配置がピトラ・ドーシャになるのかについては、様々な考え方があるようですが、9室(父親や先祖を意味し、幸運のハウス)での太陽とラーフのコンジ…

土星とラーフのコンジャンクション(インド占星術)

土星とラーフのコンジャンクションをシュラピット・ドーシャ(Shrapit dosha)というようです。一部の占星術家は、ラーフに土星がアスペクトすることによってもシュラピット・ドーシャが生じると解しているようです。この組み合わせは、過去生での悪いカルマに…

発達障害(インド占星術)

発達障害の方のチャートをみました。その方は牡牛座ラグナでした。ムリチュバーギャの惑星が一つあり、それは10室みずがめ座に在住する土星でした。土星は障害を表します。「10室」というところが大変興味深いです。10室は社会という場を意味します。…

星座交換の謎

星座交換は、惑星同士の結びつきを表すコンジャンクションやアスペクトのような絡みの中で、より一層強い絡みをもたらすと解説されていることが多く、惑星同士を実際に交換して、つまり相互の位置を置き換えて運命を読み取るようなやり方はテキストではあま…

インド占星術 Navamsha dasha 

Navamsha dasha(ナヴァ―ンシャ・ダシャー)の本がkindleで出た。 Sachin Malhotra (サチン・マルホットラ)の「Predicting Through Jaimini's Navamsa Dasa 」の翻訳である。 ナヴァ―ンシャ・ダシャーの自動計算ができるサイトを探してみたが、見つけるこ…

インド占星術 職業の研究 銀行家(投資家) 

アメリカの5大財閥の1つであるモルガン財閥の創始者、ジョン・ピアポント・モルガンのチャートである。 アルタ(お金の)ハウスである6室において、火星と木星がコンジャンクトし、グル・マンガラ・ヨーガを形成している。火星は減衰であるが、木星は高揚し…