火星と土星のコンジャンクトが凶と判断してはいけない(インド占星術)

火星と土星がコンジャンクトすると、一瞬ひるんでしまうが、単純に凶と判断してはいけない。

以下のチャートは、世界的に活躍するピアニストのチャートである。

(出生時刻不明なため、ラグナ(Ascの位置)は無視してください。)

chart_Ma&Sa_conjunction_in_Hasta

乙女座に火星と土星という二大凶星が同居している。火星も土星も在住するナクシャトラは「手先の器用さ」という意味もあるハスタ(Hasta)である。

しかし、ここで「二大凶星がハスタにあるから、生まれつき不器用だ」と考えるとチャート分析に失敗する。

このチャートの持ち主の場合、「手先を極限まで鍛えた結果、並外れた技巧を得た」と解釈するべきである。火星(素早さ、動き)と土星(総緻な反復)の結合により、ピアノのような「スピードと精密さを両立させる作業」によい結果をもたらした。

また、このチャートの持ち主の親は「この子を世界一のピアニストにする」という思いで、大変厳しく指導したらしい。才能を持って生まれたことに加え、困難な環境の中で大変な努力をしなければならなかった。これこそが火星と土星が負わせる試練であり、それを越えた結果として現在の成功があるのだ。凶星は、その人の魂を成長させるために機能する。

二大凶星がコンジャンクトすることがこのように非常に良い結果をもたらすこともある。チャート分析では、火星や土星がどのハウスを支配しているか、どのナクシャトラに在住しているか、そのナクシャトラの支配星はどのハウス(及びナクシャトラ)にあるかなど、細心な解析が求められる。

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