悲劇的な洪水は予測可能だったのか?──インド占星術から見る水の惨事のサイン【2025年7月】
2025年7月、アメリカ・テキサス州を襲った壊滅的な洪水──とくにヒル・カントリー地域では、尊い命が失われる大惨事となりました。本記事では、ヴェーダ占星術の第一人者ジョニ・パトリ(Joni Patry)氏の見解を通して、「なぜこのような出来事が起きたのか?」「占星術的にその兆候は見えていたのか?」を深く探ります。
■ テキサス州の洪水──個人的にも非常につらい出来事
ジョニ氏はテキサス州生まれのテキサス育ち。被害の大きかったカーヴィル(Kerrville)は、彼女が最も愛する町であり、特に心を痛めているのは、洪水によって命を落とした8歳の少女たちの存在。実際、ジョニ氏の孫娘も、被害のあったCamp Mysticに来年参加予定だったという、まさに“他人事ではない”悲劇でした。
■ 2025年7月4日未明(米国時間)──突如として襲ったフラッシュ・フラッド
事件はアメリカ独立記念日である2025年7月4日午前4時半ごろ(米国時間)に発生。川の水位はわずか45分で8メートル(26フィート)上昇し、周囲はまったく備えのない状態でした。
携帯電話の使用が禁じられていたキャンプでは、警報も届かず、多くの子どもたちが逃げ遅れたといいます。2025年7月12日の時点で、127人が死亡、170人が行方不明という惨状が報告されています。
■ 世界中で同時発生している洪水──占星術的に何が起きているのか?
この時期、アメリカだけでなく、世界各地で同時多発的に洪水や水害が発生しています。
ジョニ氏はこれを「偶然」ではなく、天体の動きが示す“水のカルマ”の一環であると解釈しています。
■ 魚座7度での「土星と海王星の合」──水と死の象徴
最も注目すべき配置が、**2025年7月4日に正確に重なった「土星と海王星の合(コンジャンクション)」**です。
-
海王星(Neptune):水、洪水、幻惑、盲点、目に見えない力を象徴
-
土星(Saturn):死、制限、カルマ、苦難を象徴
-
魚座:水のサイン、感情、集合無意識、見えない領域との関係
-
7度地点には恒星「Scheat シェアト」:古代より「船の沈没」や「悲しみ」と関連づけられた星
この組み合わせは、「見えない形で近づく破局」を象徴し、今回のような突然の洪水や集団的な悲しみを示していたといえます。
■ ナクシャトラの象徴──「葬送の寝台」と「涙」
-
土星・海王星の合は、**ナクシャトラ「ウッタラ・バードラパダ(Uttara Bhadrapada)」**に位置
→ 象徴は「葬送の寝台」、深い悲しみ、終わり、死に関連 -
同時に、木星と太陽が双子座のナクシャトラ「アルドラ(Ardra)」に位置
→ 暴風、破壊、涙の象徴(そのシンボルは「一粒の涙」)
さらに、木星は太陽に近づきすぎてコンバストし、弱体化。このことにより、保護の力も薄れていたことが読み取れます。
■ テキサスが被害を受けた理由──「皆既日食の交差点」
ジョニ氏は、2023年10月と2024年4月にアメリカを通過した**2つの皆既日食の軌道が「X字型に交差した地点」**に注目します。
この交差点こそ、今回の洪水被害があったカーヴィル周辺なのです。
「日食の道は、後に重大な変化や事件が起きる“カルマの場”となる」
そのエネルギーは日食から1年以上続くこともあり、今回の洪水はまさにその“結果”だったのではないかと指摘しています。
■ 見えないものを見逃す──恐るべき海王星の作用
ネプチューン(海王星)は、象徴として「盲点」「幻惑」を持ちます。彼女自身、「占星術家としてこれまで数々の災害を見てきたが、海王星の影響だけは予測が困難だった」と語ります。
つまり今回のような出来事は、「予測不能性」自体が象徴として天に刻まれていたのです。
■ 今後の注意点──7月20日「火星とケートゥの合」による怒りの波動
2025年7月20日には、火星とケートゥが合となるタイミングがあります。これは、怒り・攻撃・憤りといった強い波動が世界中に広がることを暗示します。
ジョニ氏は警告します。
「怒りや憎しみの波動に巻き込まれないでください。あなた自身が平穏でいることが、地球全体の波動を和らげる助けになります。」
■ 試される「信仰」と「霊的な成熟」
最後に彼女はこう締めくくります。
「このような悲劇に直面すると、“神はなぜこれを許すのか”と私たちは信仰を試されます。でも、占星術は、出来事そのものではなく、“その意味”を私たちに問いかけているのです。」
天体の動きは「避けられない運命」ではなく、「気づきと祈り、行動を通して調和に変えていくためのサイン」である──それが、インド占星術が伝える深い霊的メッセージなのです。