【インド占星術】Neeraj Verma氏インタビュー 13.人間関係に現れる“過去生のカルマ” ― パートナー、母、家族との魂の連鎖

(前回の記事)12.魂の記録としてのチャート ― 最後の瞬間が次の人生を決める

はじめに

人生の中で、最も私たちの感情を揺さぶるのは「人間関係」です。
とくに家族やパートナーとの関係は、時に愛と葛藤の両面を私たちに突きつけてきます。

インド占星術家 Neeraj Verma 氏は、このような関係性を次のように語ります:

「あなたの身近な人間関係は、過去生で完了しなかった“魂の取引”が再開されている場なのです」

この記事では、家族やパートナーとの縁に宿るカルマ的意味と、魂の進化における役割占星術霊性の視点から探っていきます。


なぜ“この人”が、私の母として、パートナーとして現れたのか?

ホロスコープを読み解いていくと、私たちの魂は偶然この家族の元に生まれてきたわけではなく、
明確な目的とカルマのバランスを取るために「関係性を選んで」来ていることが分かってきます。

「この人とは“前世で結び残した紐”があった。だから今、出会った」

つまり、あなたの母・配偶者・兄弟・子どもは、すべて“約束のもとに再会した魂たち”なのです。


愛も執着も怒りも、すべては“未完了の課題”

  • 一方的に苦しめられる関係

  • 理由のない強い執着

  • どうしても断ち切れない腐れ縁

これらは単なる性格の問題ではなく、前世で完了しなかった感情や行動の“続き”がこの人生で再開されている現れです。

「今世での関係性は、“過去に残したカルマの振動”に共鳴して再編される」


ホロスコープに見る“関係カルマ”の鍵

Neeraj氏は、人間関係におけるカルマの鍵となるポイントをいくつか挙げています:

  • 7室(配偶者)/5室(恋愛) → パートナーとの縁と学び

  • 4室(母)/10室(父) → 親との過去生的連結と魂の記憶

  • ラーフ/ケートゥ軸 → 今世で“成長するべき関係”と“手放すべき関係”

  • 月とナクシャトラ → 深層的な感情の残響と執着の記憶

これらは、今の関係性がただの「出来事」ではなく、魂の成長のためのシナリオであることを教えてくれます。


「問題のある関係」こそ、最大のカルマ解消の場

多くの人が、辛い関係から「逃れたい」と思います。
けれど、ニラジ氏は言います:

「それは“向き合い、超えるために設計された関係”かもしれない」

つまり、魂はその困難を“課題”として計画してきた可能性があり、そこから逃げることは、魂の成長のチャンスを放棄することにもなり得るのです。


どう解消するのか? それは「反応」ではなく「選択」にある

カルマは「起きた出来事」ではなく、「どう反応するか」で決まっていきます。

  • 怒りを受けて怒りで返す → カルマは継続

  • 理解し、受け入れ、変容する → カルマは解消

「人間関係におけるカルマ解放とは、“同じ振動を返さないこと”によってのみ起こる」

これこそが、魂がこの人生で目指している最大の成長です。


おわりに:愛することは、カルマを終わらせる方法

誰かと深く関わるということは、必ずしも心地よいだけの体験ではありません。
しかし、その関係の中に未解決の愛・痛み・学び・赦しが眠っているからこそ、私たちは再び出会っているのです。

「あなたが本当にその人を“理解しよう”とした瞬間から、
魂のカルマは静かにほどけはじめる」

人間関係を運命ではなく、「魂の選択」として捉えたとき、
あなたの人生は、もっと深く、もっと自由に輝き出すことでしょう。


※次回は第14回:「問いを変えれば、人生が変わる ― 占星術は“過去”ではなく“可能性”を読む」へと続きます。